ギルド運営体験談・履歴 – シルバーリーグ昇格とゴールドリーグギルドとの合併案件からの続きです。
あまり乗り気ではないゴールドリーグギルドとの合併案件の検討
提案を受けたゴールドギルドのギルドマスターに、合併は50:50、合併後のギルドマスターには私が就任するという条件を提示したところ、先方から予想以上に前向きな反応をもらい、私は驚くと共に少し戸惑いがありました。
先方のギルドは、ゴールドリーグでも6位が定位置になっていて、更に主要な前任のGMを含めて主要なメンバーが近い内に離脱する事が判明しており、現在の状況ではゴールドリーグからの降格も時間の問題となっていたので、我々のギルドとの合併については、譲歩しても受け入れたいと考えていた様です。
正直なところ、個人的には、シルバーリーグでのギルド戦なども色々変化があって楽しかったり、やりがいを感じていた事、ゴールドリーグのギルドと合併しても、ゴールドリーグ内での戦いは非常に厳しい事が予想しており、個人的には積極的に話を進めたいとは思っていませんでした。
コアメンバーの反応
アメリカ人のコアメンバーに先方に条件を提示した。相手は条件は受け入れるという前向きな反応だったと伝えました。するとその人は、「えっ?条件を受け入れるのか?」と驚いていました。彼とのそれまでの話では、「別に今のギルドでシルバーリーグで戦っていてもエキサイティングだし、合併してゴールドリーグに行かなくても良い」との話で合意していたのですが、相手が条件を受け入れると聞いた途端に、「それでは人選を進めないといけないね。」、「早く進めないとまずい。」と言い始めました。
そして、「A(日本人コアメンバー)の意見はどうなんだ?」と聞かれました。「Aはあまり乗り気ではない感じだった。でも、私がギルドマスターになる条件を先方が受け入れたので、納得してくれるかもしれない。Aと話をしてみるよ。」と返事をしました。
更にアメリカ人のコアメンバー(Bとします)は、「Aの考えが重要だと俺が言っていたと伝えて欲しい。我々3人がコアである事は、合併をしても変わらない。」とAさんへの配慮のある考えを加えてくれました。
Aさんには合併したギルドには私がギルドマスターになって、ギルド戦に関しても、これまで通り、一緒にチャットをしながら進めていくつもりであると伝えました。しかし、彼の反応は理解は示すような感じがありましたが、前向きではありませんでした。
BさんがAさんの考えが重要だと言っていたと話すと、「ありがたいことですね。」と素直に感謝している様子でした。
基本的な条件に合意したとしても、実際に合併を行う事は簡単ではないことは明らかでした。50:50(五分五分)の合併と言っても、実際に双方のギルドからメンバーを15人と15人にして一つのギルドにすると言うのは、実際にどの様な手順を踏むのかも計画を立てる必要があると考えていました。
実際の人数としては、メンバーのパワーバランスなども考えて、完全に15人と15人ではなく、例えば先方は20人で10人の枠を空けてもらって、我々側の10人のメンバーが加わると言う様な事も候補となると考えていました。
それにしても、簡単に決めて話を進められるようなものではありませんでした。メンバーの人選をどの様に行うか?残ったメンバーとギルドをどうするかも考える必要がありました。主要なメンバーが抜けてしまったら、シルバーリーグに残留できない事は明らかでした。そのため、基本的には、合併する際に現在のギルドは解散する事になる可能性が高いと考えていました。
合併を実施する上での細かい条件のすり合わせ、具体的な計画の立案などを行った上で、実行する必要がある。平日は、日々のギルド戦やアクティビティーなどもあり、具体的な計画は週末になったら考えようと思いました。
しかし、その間に先方のギルドでは、前任のギルドマスターと主要メンバーがその週の末に離脱する事が決まりました。ギルド内の雰囲気も悪くなっており、離脱者も増えてきて、ギルドメンバーの数も25人程度になっていました。
急速に変化する相手ギルドの状況
メンバーが減ったとは言え、その時点では先方のギルドにはまだ5人しか枠が空いてなく、そこから更に新たに7−8人のメンバーを自発的または強制的に離脱させるのは簡単ではないだろうと思っていました。
そしてその週の土曜日になりました。合併案件を受けているゴールドギルドは、昇格戦で防衛を果たして無事に勝ち残れたのですが、残っている主要なメンバー最低二人はその週末内にギルドを離脱するため、翌週末の昇格戦ではほぼ確実に負けて降格する事が予想される状況になりました。
先方のギルドマスターから「合併について興味ないのかい?進めたくないのかな?それならそれで仕方ないけど・・・」と言う様な悲壮なメッセージをもらいました。
「現在、ギルド内で合併についての意見を調整している。合併するとしても、いろいろ考えたり、調整しなければならない事もあります。できるだけ来週の前半までには最終的な回答をする予定です。」と返答しました。
アメリカ人コアメンバーBの反応
そして、アメリカ人のコアメンバーBに、先方のギルドマスターとのメッセージのやり取りを伝えました。Bは、「今、先方のギルドの状況を見てみたけど、既に7人の枠がある。俺とA、それから何人か先に向こうのギルドに移っても良いか?」と言われました。
ちょっと前まで、Bさんは、合併にそれ程、前向きではなかったのですが、今すぐにでも向こうに行きたいと言う感じになってしまいました。
「分かった。できるだけ細かいところを調整するので、君とAが先方のギルドに移るのは金曜日のギルド戦後にして欲しい。」と言うと、「ギルドの移籍は8時間の猶予時間が必要だ。金曜日のギルド戦後に移籍だと、土曜日の昇格戦に時間的に間に合わない可能性がある。俺だけでも先に移籍した方が良いと思う。」と言われました。
もう、Bさんの気持ちを抑える事はできないと覚悟して、「ギルドの移籍は25エメラルド払えば、8時間待たずに直ぐにできる。先方にも金曜日に少なくともAとBは先に移籍する予定だと伝えるよ。」と答えました。
「分かった。それでは、金曜日ギルド戦の攻撃を行ったら俺は向こうのギルドに移籍する。」、「合併後のギルドの名前はどうする?」と言われました。
「全く考えていなかった。何かアイディアはある?」と聞くと「三つ候補がある。」との事。
Bさんの中では、合併後のギルドの名前まで考えるようになっているのでは、もう合併を進めるしかない状況になっている事を改めて悟りました。懸案事項をできるだけ早く処理していくしかないと決断しました。
ギルド運営体験談・履歴 – ゴールドリーグギルドと合併開始、苦難の残務処理に続きます。